【第30回】北海道 摩周湖第一展望台
第30回は北海道の摩周湖第一展望台。透明度日本一(かつては世界一!)を誇るカルデラ湖です。
摩周湖・屈斜路湖周辺は大きな都市も少なく、それなりに標高があるところが多いので自動車での移動がメインになる方にはかなり天体観測に適した地域だと思います。【第14回】で紹介した津別峠展望台もわりと近くです。ほかにも観測したい気になる地点がいくつかあるので、おいおい紹介できればと思います。
第一展望台は川湯温泉から摩周湖に向かって登っていくと最初にある展望台で、さらに先に行くと第三展望台がありますが、冬季は通行止めです。
こちらの標高は約550mとのこと。湖面が361mとのことなので、200mほど上から湖面を観ることになりますね。
展望台に登ると、摩周湖はもちろん周囲もほぼ360°見渡せます。観光地でもあるので大きな駐車場もあり開けた場所ではあるのですが、周囲を木々に囲まれており、広角レンズ使用の場合は特に近場の木々がどうしても写り込んでしまいます。
光害についてですが、天頂付近は流石の暗さです。ただ、見晴らしの良さとトレードオフですが遠くにある小さな街明かりが空が暗い分だけ余計に目立つ感じもします。
特に摩周湖を見た場合、北側の斜里町と東側の中標津町の明かりが見てとれます。距離もあるしそんなに明るいわけでもないのによく光が届くものですね。
写真は、1・2枚目は北東(流れ星も写っています!)を、3枚目は北側を、4枚目は西側を撮影したものです。
撮影時期は2017年2月下旬です。
氷点下20度という、東京在住の私には滅多に味わえない貴重な体験もできました。
空の暗さ:4.5
視界良さ:4.5
アクセス:2
総合評価:4.5
ちなみに、摩周湖が晴れて見えるとなんたらかんたら、って話もありますが素敵な空に出会えて大満足でした。