【第17回】北海道 函岳登山道
第17回は北海道の函岳。
道北の最高峰で標高は1200m近くあります。山の形状はなだらかな円錐形で、頂上まで車で行ける上、周囲の植生は隈笹など低いものに限られ障害となるものがないため、視界は最高です。昼間は日本海に浮かぶ利尻富士、オホーツク海及び遠くサハリンまで見渡せるそうです。夜は目線より下まで星々が観られると言うことで、是非とも❗と思っていました。
今回は山頂が曇っていて、数時間待機しても晴れず諦めて帰ったところで少し下ったら雲1つないスポットがあったのでそこで観測をしました。
多分、標高は1000mくらいで視界もかなり開けていました。
光害ですが、西~南西にかけて美深町や名寄市の街明かりがほんのりある気がする程度。他の方角や天頂の暗さは本州ではまず体感できないものでしょう。まさに漆黒。
良いことづくめの感があるスポットですが、やはりアクセスは大変です。麓の街から30kmほどある漆黒のダート道をひたすら走り続けなければならない。一種の修業みたいな感じです。
逆に言えば、ここまで車で行けてしまうということなのですが…。
後は、北海道で星見をする場合はどこでも言えることでしょうが、ヒグマ対策はしておいた方がいいと思います。私は基本的に車の側にいて不用意に離れない、常に周囲に気を払いつつ大声を出す、と言ったことをしています。
写真は1枚目が西北西を、2枚目が天頂付近を、3枚目は東を撮影したものです。
撮影時期は2016年9月下旬です。
空の暗さ:5+
視界良さ:5
アクセス:1
総合評価:5